講演家&PCスキルアップアドバイザーの晴田です。
今日はその時に気付けない価値についてです。
自分のことは気付けない
自分のことには気付けないものだと
よく言われることですし
実感的に理解している方も
多いのではないかと思います。
強みを見つけるセミナーなど
たくさんありますが
だいたい共通するのが
自分が苦労せずにできる
当たり前のことが
実は周りからするとすごいことで
強みである可能性がありますよ〜
ってことかと思います。
当たり前に思うことには
目を留めないですからね。
すごさには気付けないわけです。
これは個人に限ったことではなく
組織などにも言えることかもしれません。
日本という価値に気付く
日本もそうだなと感じます。
実際私も
子供の頃は
和風というと
古くさい物と感じていて
その良さに気付くことはありませんでした。
何か言葉を作るときにも
かっこつけて
あえて英語にしようとしたりしてました。
恥ずかしいことですが
日本語の美しさに気付けませんでした。
ただ
これは同じような感覚だった人が
けっこういるのではないかと思うのです。
日本で当たり前に過ごしていると
日本のすごさなんて
当たり前すぎて気付けないのです。
それがある時
海外からの評価が高まったことで
みんな
あれ?
ってなったのです。
日本ってもしかしてすごい?
と気付いたのです。
当たり前のことが
当たり前でないことに気付くには
きっかけが必要で
それには外からの視点がないと
なかなかに難しいことです。
歴史という重み
歴史は積み重ねです。
伝統は財産です。
もちろん子供の頃は
歴史も伝統も
古くさいもの
という認識でしかありませんでした。
ですが
よくよく考えてみると
歴史というものは
一人で作れるものではなく
すぐにつくれるものでもないということが分かります。
日本という国ができたその時から
数え切れないほどの
たくさんの生き様や
大切にされてきた思い
それらが積み重なって
今の歴史があるということです。
これはとても重いものだと
今では分かります。
そして
伝統というものも
歴史と共に守られてきたものです。
今の感覚や視点だけでその善し悪しについて判断すると
おそらく間違えるだろうという類いのものです。
なにしろ我々は
現代という
極端に狭い範囲の視点でしか
物事を見ることができないからです。
歴史の上に成り立つものについて
浅はかな判断をしてはいけないと感じます。
縄文から
いやその前から考えれば
3万年以上も前から
この国には歴史があります。
世界最古の磨製石器は
38000年前の日本から発見されています。
そこを置いて考えても
世界中で
これだけ長い歴史を持つ単一国家は
他にありません。
その中で築かれてきた
守られてきたものを
たかだか現代にしか生きていない我々が
安易に破壊してしまえば
それはもう二度と取り戻すことができません。
守るべきものは
しっかりと守り
未来に引き継いでいかなければならないのです。
皇室の議論がありますが
本当によく調べて
よく考えて
それでも間違えるかもしれないということを
認識しなければならないと思います。
あえて英語で表現しますが
我々は
I am Japanese
ですが
天皇陛下は
I am Japan
なのです。
まとめ
当たり前すぎて
当たり前だと思っていることすら
自覚できない
その時には分からない価値があります。
外からの視点がきっかけになって
その価値に気付けることがあります。
自分だけの視点でものごとを見るのではなく
誰かの視点を借りて
自分自身を見つめ直すことは大切です。
これを歴史に拡張すれば
現代という狭い範囲の考えで
先人が築き上げてきたものを判断する行為は
慎重にしていかなければならないと思うのです。
今日もありがとうございました。

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