講演家を目指すPCスキルアップアドバイザーの晴田です。
今回は私の経験談も交えながら
別の視点を手に入れるをテーマにお話しします。
無意識に凝り固まる
生きていると
意識的にせよ無意識的にせよ
自分ルールや自分視点というものが
良くも悪くも磨かれていきます。
それはブレない姿勢という良い面もありますが
固定観念というじゃまなものにもなり得ます。
そうなってしまうと
一つの視点からしか
ものごとを見られなくなってしまい
多角的に物事を捉えて判断するということが
難しくなってしまいます。
視点を変えるには
ではそんな視点を変える
または増やすには
どうしたらいいのかですが
自分の考えとはまったく別の考えで書かれている本を読むのも一つだと思っています。
なにしろその中に書いてあることは
まったく自分が思い付かない視点ですから
意見はまったく合わないかもしれませんが
新たな視点を体験すると言う意味では
とても勉強になります。
実際に私は読書好きでしたので
さまざまな本を読みました。
ある人の本を読んで
その人と逆のことを言っている本を読んで
自分なりに考えて
ということをなんとなくしていた感じです。
特に歴史や経済については自分が何も知らなかったことを自覚できて
新しい視点をもつことができた分野だと思います。
余談ですが
メディアを中心に
人の話を聴かずに
相手の理論もきちんと知らずに
なんとなくで完全否定する人が
よくいますが
そういういわゆるコメンテーター的な人ほど
これをやるべきだと思ってしまいます。
別の視点を学ぶことで
自分の視野を広げることができれば
議論ができるだろうになぁと感じています。
話を戻します。
本以外ですと
学生時代に経験したことですが
視点が180°違う人と会話をすることだと思っています。
これについてはちょっと自分なりには面白い話なのでご紹介します。
ものすごい綱引き
私は自分の視点というものを
自分なりにもっているという自負のある大学生でした。
今思えば視野狭窄なのですが
当時は自分が絶対に正しいと信じていたわけです。
一年後
ある後輩が同じ学科に入学してきました。
さて、ある時
友人から面白い後輩がいると紹介されたのが
Sでした。
お寺の跡取りとして育てられ
英才教育を受けてきたとも言えるSは
私とはまったく違う考えをする人物でした。
何かについて話をしていると
それに対する捉え方が真逆なのです。
当時の私は
周りに忖度して自分を押し殺すことを良しとしない考えでした。
対してSは
周りのためには自分を押し殺すことも大事だと考えていました。
優先順位が真逆ですから
当然意見も真逆になるのです。
私たちは互いに
それぞれの環境で
自分の意見を疑うことなく
周りに認められてそこまで来たという共通点があったので
同じことを考えました。
この間違った考えを正してやらないといけないぞ!
ここから長い綱引きが始まったのです笑
それは一年間続きました。
だいたい毎週飲みながら
さまざまなことについて意見を交わします。
そしてお互いに
「それはこうだからこうなんじゃないのか?」
ということを言い合うことになり
意見は毎回
並行線になるのです。
ですが私たちは
意見が合わないまでも
仲の良い先輩後輩でした。
ですから喧嘩になることもなく
それを続けていたのです。
気付きのタイミング
ほぼ一年経ったある日
私はふと思いました。
これをこのまま続けても
お互いにお互いを染めることはできない。
でもここに
自分の思い付かない別の意見があるのなら
それを参考にすることで
自分を広げることができるのでは?
そのことをSに言うと
まったく同じタイミングで
Sもその日
同じことを思ったと言います。
それから私たちは綱引きをすることをやめて
お互いに本当の意味での
意見交換をするようになっていったのです。
それで
この話には落ちがありまして
それから二年後くらいの私は
「周りを考えることって大事だよな」
と言っていて
Sは
「もっと自分を出すことが大事だと思うねん」
と言っていました笑
いつの間にか
また意見が真逆になっていたのです笑
でもはじめにお互いが抱いていた目標は
二人とも達成したとも言えますね笑
まとめ
たくさんの人が言っている共通の内容として
人間は一人では生きられないものです。
人とのつながりが大事です。
もちろんリアルもそうですし
本やSNSなども
人とのつながりと言うことができると思います。
その中でさまざまな考えに触れることで
自分自身の考えの幅を広げることができます。
意識的にいろいろな考えを見たり聞いたりすることで
自分の視野を広げて
多角的に物事を捉える視点が磨かれていくと思うのです。
そしてそれは
人との関わりの中で
自分自身と周りの人を生かすための
一つの武器になると考えるのです。
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