講演家を目指すPCスキルアップアドバイザーの晴田です。
今回は「頭がいい」って何?ということについてです。
「勉強ができる」ではない
よく一般的に
「勉強ができる」ことを表現する言葉として
「頭がいい」という言葉が使われます。
ですが私は
それは違うと思っているのです。
「勉強ができる」のは
当然勉強をしたからです。
やったからできたというわけで
やってなければできないのです。
つまり
行動で出した結果ということです。
「頭がいい」というのは
行動で出す結果とは違う物だと感じます。
勉強ができても
他人の迷惑を考えない人もいるわけです。
迷惑を想像できないのは
果たして「頭がいい」と言えるのでしょうか。
代用する力
テストの点数だけじゃだめだと
よく言われる言葉ですが
無意識に
「勉強ができる」ことと
「頭がいい」ことが違うという状況を表現していると感じます。
例えば
紙をきれいに切りたいとします。
でもハサミやカッターがありません。
ではどうするか。
ハサミもカッターもなければ切れない
と判断するのか
別のもので切る方法を探すのか
に分かれるかと思います。
それ専用の道具がないとできない
と判断する人は
「頭がいい」と言えるでしょうか?
ここで別の物
例えば定規などを使う方法で
紙を切る人の方が
「頭がいい」と感じます。
つまり
「代用する力」です。
何かがないときに
代わりになる物を考え
それを「代用する力」は
「頭がいい」という要素の一つだと思います。
分かりやすい例が
アポロ13の空気フィルターの話です。
今ある材料をどのように使用すれば
使えなくなってしまった
空気フィルターの代用になるかを技術者達が考えて
問題を解決したシーンがあります。
あの場面で
フィルターがダメになった?
代わりのフィルターがないとダメだ!
ってなっていたら
乗組員の命はなかったのです。
「代用する力」には
「柔軟な思考」が不可欠です。
知識を生かす力
もう一つの要素に
「知識を生かす力」があると考えています。
私が人に話す際に良く出していた例で
出口の塞がれた洞窟に閉じ込められたときに
どうするかという話があります。
もちろん最低限の知識は必要ですが
ここでどの知識を使うのか
何が必要なのかが判断できないと
生き残ることもできません。
水の確認や洞窟内の確認
などいろいろなことがあると思います。
自分の中にある知識を
実際に生かす力が大事になります。
知っていることとできることが違う
と言われます。
知っていることと生かせることは違う
とも読み替えられます。
必要な情報のアウトプットが
的確にできること
それが「知識を生かす」ことだと考えます。
本質は何か
ここまで
「代用する力」や「知識を生かす力」
を頭がいい要素としてあげてきました。
ちなみに「頭がいい」とは何かについて
学生時代の私の結論は
瞬間的判断力
客観的思考力
道徳的考察力
の三つでした。
ですがその後
結局のところ一つに集約してしまうことに気付きました。
それは
「判断力」です。
的確に判断しなければ
必要なことが分かりません。
必要な行動も取れません。
「判断力」に集約してしまうのです。
以上のことから
「頭がいい」とは
「判断力がある」ということだと私は考えます。
まとめ
「頭がいい」とは何か
この問いの答えは
人それぞれかも知れません。
一つだけ言えるとすれば
それは「勉強ができる」ということと
決してイコールではないということです。
「代用する力 」や「知識を生かす力」など
さまざまな要素が考えられますが
その本質を追究していくと
「頭がいい」=「判断力がある」
に集約すると思うのです。
今日もありがとうございました。
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