講演家&PCスキルアップアドバイザーの晴田です。
今日はあえて視点を上げ下げすることについてのお話です。
高い視点
以前に書いた内容で
視点を上げることによって
共通点を見出し
お互いWIN-WINの景色が見える
というものがありました。
これは言葉を換えると
抽象度を上げる
というものです。
例えば
東京と茨城というと
まったく共通点がなさそうですが
関東というくくりで見れば
同じカテゴリーに入ります。
沖縄と北海道でも
外国視点で見れば
同じ日本というカテゴリーですし
抽象度を上げることで
些末なところを無視して
大きな部分を見ることで
共通点を見つけることができます。
これは同じ方向に進みたいときに有効で
例えばセールスマンなどが使うテクニックの一つでもあります。
同じ視点にする
反対に
同じ目線
同じ視点で見ることで
共感性を生むことができます。
先ほどとは逆に
抽象度を下げるということです。
これは広告などによくあるものですが
〇〇だけど
〇〇で
〇〇な人
のように
対象を狭めることで
刺さる人には刺さる
というやつです。
この人は自分を分かってくれている
と思うと
人は信頼感を覚えるので
この視点もよく使われます。
不特定多数に対しての広告などでは
対象を狭めることで
コンセプトが分かりやすくなり
集客に繋がるということがあるわけですね。
使い分ける
さて
これは対象がはっきりしていて
例えば目の前で会っているような場合は
共通点がある方が親しみが湧くので
抽象度を上げる方法が有効なのかと思います。
逆に
広告のように
不特定多数に対してメッセージを送る場合には
ぼんやりしていると誰にも気にもとめてもらえないので
刺さるメッセージにするために
抽象度を下げる方法が有効なわけです。
はじめに抽象度を下げてターゲットをしぼり
その後は抽象度を上げて関係作りをする
というような
使い分けが考えられますね。
まとめ
対極にありながら
それらを組み合わせることでの効果が高いものは
世の中にいろいろあります。
今回は抽象度という観点で考えてみました。
刺さるメッセージにするために抽象度を下げ
関係作りをするために抽象度を上げる
一つの考え方ですが
こういう作戦もあるよねという話でした。
今日もありがとうございました。


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